「森と湖の国」フィンランド。ものの本によればフィンランド国民の主体をなすフィン人は、アジア系の民族で、トルコからハンガリー、フィンランド、エストニア辺りまでが言語的に近いそうである。アジア出身の北方派ということになるのかな?
 そうした人々が培ってきた音楽の文化には、中世からのバイオリン音楽や特異な楽器で演奏される民族音楽、民族の歴史から生まれたユニークな教会音楽があり、そして19世紀のヨーロッパを代表する北方派の重鎮、大シベリウスの存在があった。
 これらの伝統で奏でられる現代のロックやジャズは、なんとオリジナルな響きを持っていることだろう。伝統的な音楽、正統的なジャズ・ロックも当然あるが、ジャズやクラシック、ロックの境が未分化、混交していて、更にトラッドとの境も曖昧な不思議な音楽がある。ジャンル分けがちょっと難しい。例えば、ノルウェーのECMレーベルに近いようで更に多様化して深いフィンランドのジャズは、プログレッシブロックのファンにむしろ支持されるかも知れない。またそうした様々な音楽家の演奏は、グッドミュージックとして一括りにするしかない、のかな?ジャンルがどうこうと云うことは別にしても、とにかく聞いていて気持ちよく、感動を覚え、悲しくなり、楽しくなる作品群である。
 ここに、Music From Finlandと云うページを開いたことで、まだフィンランドの音楽に触れた事がない日本の方々に興味を持って頂けたら幸いです。(K.Takahara)

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