「FAIR WARNING / HEART ON THE RUN」
MICP-40001 \1,500(税抜) NOW ON SALE
かつてないスケールの"情感"という下僕をつれて旋律の天使が今、地上に舞い降りる・・・
旋律の理想郷から舞い降りたメロディアス・ハード・ロックの勇者「フェア・ウォーニング」3年振りの待望のニュー・アルバムからの先行シングル!!・完全日本先行発売・アルバム未収録曲1曲収録

 フェア・ウォーニング---彼等のニュー・レコーディングが完成するのをこんなにも長く感じたことはない。元々、彼等は短いタームで続々とアルバムを制作するタイプのアーティストではない。しかし前回"GO!"がリリースされてから、今回のこのシングルがリリースされるまでには3年という長い期間が経過した。この間、メディアに彼等の活動が報道されることはなく、又、前作の発売元であった「ゼロ・コーポレイション」の閉鎖等、ファンにとっては気が気でない沈黙であった。
  '99年の夏が過ぎようした頃、レコード会社がマーキー・インコーポレイティドに決定したというニュースが耳に入ってきた時、これでやっと彼等の音が聴けるんだという安堵感を覚えたと共に、今度は早く音が聴きたくて、いてもたってもいられない日々が続いた。まるで恋人にでも会うような、そんなときめきを感じていた。
 そして、やっとここにシングル曲4曲が届けられた。メンバーのラインナップはトミー、ウレ、ヘルゲ、アンディーの4人となり、ドラムスはゲスト扱いでフィリップ・カンダスが参加している。体調の心配されていたアンディーも、いまはすっかり回復し、4人のメンバーシップはさらに固く結ばれているに違いない。
 ---いったい何回、この4曲を聴いたろうか?余りに聴きすぎて感動が薄れてしまうのではという、複雑な想いを胸にいだきながら、それでも麻薬のように、又、くり返し聴いている自分に気付くというあり様だ。タイトル曲「ハート・オン・ザ・ラン」はアップ・テンポのシングル・カットにふさわしい曲。ハードなギターによるリフが始まると、すぐにトミーのあのなつかしい歌声が聴こえてくる。そしてヘルゲとアンディーのギターがむせび泣くように宙を舞う。2曲目「ブレイク・フリー」はゆったりとした12弦ギターをバックに始まるバラードだが、中盤から徐々にエモーショナルに高揚していく様を聴いていると、息の付く暇がないというのはこういうことを言うのだと言うくらいに聴く側のテンションが高まっていることに気付く。それはギター・ソロが始まると頂点に達し、このゾク・ゾクするようなギター・ソロが昇りつめようとすると、ベースがそのオーガスムスをはばむように下降し、感情を揺さぶられながら身動きのできない自分がここにいる。3曲目「フォーエヴァー」も同様だ。比較的ハードな曲だが、歌メロの美しさ、そしてエモーショナルなギター・プレイ。スカイ・ギターによる速いパッセージは、どこまでのびるかと思う程の高い音まで駆け昇り、この高揚感は心臓がしめつけられるような感覚だ。そして最後のバラード曲「フォー・ザ・ロンリー」、これはシングルのみに入るボーナス曲だというが、私はこんなにも美しいバラードをかつて聴いたことがない。澄みきった光を発つ宝石のようなバラード。エンディングのリフレインがギター・ソロと共にくり返されると、このまま楽曲が終わらないで永遠にこの音に浸っていたいと思わせるような名曲である。
 こんなにテンションの高い曲をおしげもなくシングルに投入してくるなんて私はまさか思わなかった。彼等の過去の曲は、もちろんどれも素晴らしかったけれど、これ程の粒揃いの楽曲を並べられたのは始めてだ。2月23日にリリースされるアルバムのクオリティーはいったいどんなことになるのだろう。これ程の完成度の曲をシングルで聴かされると、アルバムの存在がとてつもないモンスターに思えてくる。このボルテージで全曲が進行するとしたら、もしかしたら今回のアルバムは、過去最高の出来になるのでは?そんな想いを胸に秘めて、又、CDプレイヤーに手がのびてしまう私であった。


「FAIR WARNING / FOUR」
MICP-10168 \2,476(税抜) NOW ON SALE
メロディーの中で呼吸する「叙情」と「悲哀」の美しき結晶…
旋律の理想郷より再び舞い降りたメロディアス・ハード・ロックの勇者「フェア・ウォーニング」3年振りの待望のニュー・アルバム「FOUR」遂に完成!!・完全日本先行発売・ボーナス・トラック1曲収録

 サード・アルバム「GO!」から待つこと約3年。1/19リリースの先行マキシ・シングル「ハート・オン・ザ・ラン」に続いて遂にフル・レンス・アルバム「FOUR」が届けられた。メロディアス・ハード・ロックの最高峰を創り出さねばならない彼等の使命を考えると、このアルバムと対峙しようとした時、ある種の緊張感が体をかけ抜けたことを正直に告白したい。多くのファンが最高傑作と認める前作「GO!」に続いてのリリース。正直いってあの作品以上のものをフェア・ウォーニングが生み出すことができるとは僕は思っていなかった。
 しかし、である。このアルバムが進行していくと共に僕の全身に再び寒けのようなものがつらぬいていくのがわかった。今までのフェア・ウォーニングには、アルバム全体を通して聴くと、どうしても曲のムラが感じられたものだ。あの前作「GO!」でさえ、冒頭から4曲までのヴォルテージの高さは比類なきものであったが、それ以降の曲には楽曲のつめの甘さが気になる曲がないではなかった。しかし、今回のアルバムにはそれがないのである。1曲目、シングル・カットされた「ハート・オン・ザ・ラン」が始まると、すぐにヴォルテージは最高水準まではね上がり、それはラストの曲「フォー・ザ・ヤング」で静かに幕をとじるまで、一糸のみだれもなく持続されていくのである。全14曲。これ程までに「濃い」内容のアルバムを今まで耳にしたことがない。アルバムとしてのまとまりの良さという点で、これは彼等の、あの「GO!」をも凌ぐ最高傑作なのではないか?まだ数回しか聴いてはいないが、現時点でさえ僕にはそんな気がしてならない。
 ここで始めてフェア・ウォーニングに接する方々の為に簡単な彼等の歩みを紹介しておこう。天才ギタリスト「ウリ・ロート」が「スコーピオンズ」を脱退後に結成した「エレクトリック・サン」のベーシストだった「ウレ・リトゲン」。彼がウリの弟「ジーノ・ロート」と共に'86年に結成したのが、あの伝説のメロディアス・ハード・ロック・バンド「ZENO」であった。その「ZENO」解散後に、ウレが元「V2」の実力派シンガー「トミー・ハート」、そして「ウリ・ロート」直伝のスカイ・ギターの後継者「ヘルゲ・エンゲルケ」と元「バランタインズ」のギタリスト「アンディー・マレツェク」と共に始動されたのが「フェア・ウォーニング」である。
 '92年にリリースされた彼等のデビュー・アルバム「フェア・ウォーニング」は、日本中のメロディアス・ハード・愛好家のハートを釘付けにし、この年のHM/HR専門誌「BURRN!」の読者人気投票のブライテスト・ホープ部門において堂々チャンピオンの座を手中に収めた。その後、'95年にアルバム「レインメイカー」を、'97年にアルバム「GO!」をリリースし、これらの2ndと3rdは10万枚を楽に越えるセールスを記録し、共にゴールド・ディスクを獲得したのであった。そして2000年2月。彼等の4thアルバム「FOUR」がリリースされるわけである。
 彼等の音楽に対する姿勢、そして情熱は他の追随を許さない程の厳格なものだ。アルバムのリリース・タームが長い(2年〜3年)ことは、めまぐるしく進んでいくマーケットの中で異常ともいえるものだが、これらの期間の中で熟成されていくことが彼等には必要不可欠なファクターなのである。又、レコーディングへの時間の投入も並ではない。今回も、彼等は昨年(1999年)5月から、ハノーファー郊外にあるイングリッシュ・ガーデン付のコテージを借り切り、10月までの約6ヶ月間をそこで過ごしながらレコーディングを行なっている。さらにミキシングには約2ヶ月をハノーファーにある名門スタジオ「HORUS SOUND」で行なうという熱の入れようである。今の常識からいうと、いったい何をやっているんだと思うかもしれないが、ウレ、そしてヘルゲの心の中に沸きおこる楽曲へのモチーフが生まれるのを待ち、それを一つ一つ音に紡いでいく。ミックス時でさヘ、必要とあらばギター・ソロやその他のパートを納得いくまでとり直して行く。こうした本物の作業を続けてきたから音だからこそ、これ程、人の心を動かすことができるのだろうと思う。手間暇かけてコツコツと創られていく彼等の音楽は、まるで至高の高みにのぼりつめた、日本の伝統工芸品の一品のようだ。売る為に創られた音楽ではなく、音楽家としての必然が生み出した作品。それがこのアルバムなのである。妥協などどこにもない。もはや、他のグループと比較することすらナンセンスだ。メロディアス・ハードの王者、フェア・ウォーニング。彼等がたどりついた頂の上からは、他の山々ははるか下方だ。彼等の楽曲の美しさ、そして説得力はハード・ロック・ファンばかりではなく、全てのポップス・ファンの心へとしみ入っていくだけの力強さと、そして誇りに満ちている。


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